ChromaticHallOfFame 言葉がない関係に、何が残るのか──沈黙で描かれた“終わりのあと” 2025年7月24日 終わったはずの関係に、まだ“残っている”もの “We don't talk anymore, like we used to do”。何気ない言葉のようでいて、この一文がすべてを語っている。チャーリー・プースとセレーナ・ゴメスによるデュエッ...
ChromaticPicks 「終わりじゃなく、続いていくこと──SIRUP『LOOP』が描く、愛の循環」 2025年7月17日 繰り返すほど、深まっていく感情 SIRUPの『LOOP』を聴いていると、同じ言葉を繰り返すことの意味が少し変わって聞こえてくる。繰り返すからこそ、感情は濃くなり、余白には新しい解釈が生まれていく。 https://open.spotify....
ChromaticPicks 「“好き”が痛みに変わるとき──The Rose『ILYSB』が描いた、執着と静寂」 2025年7月17日 忘れられないのは、「落ちる瞬間」じゃなく沈んでいく感覚 例えば、恋に落ちた瞬間は思い出せなくても、恋に沈んでいく感覚は、なぜか身体のどこかに残っている。The Roseの『ILYSB』は、その“言葉にできない感情”に静かに触れていく楽曲だ。...
ChromaticPicks 花は開いた──HanaがJ-Popの景色を塗り替える理由 2025年7月14日 2025年、J-Popシーンに新たな風を吹き込む存在として注目されている6人組ガールズグループ・Hana。彼女たちは、清楚なイメージと芯の強さを併せ持つスタイルで、デビュー直後からSNSを中心に話題を集めている。 デビュー曲『Rose』が映...
ChromaticPicks 届かない想いを、“なんでもない”と呼んだ日──RADWIMPSが鳴らした、別れの余白 2025年7月7日 映画『君の名は。』のエンディングに流れたあの旋律を、いまでも覚えている人は多いだろう。RADWIMPSの『なんでもないや』は、物語の終わりとともに静かに響き、観客の胸に言葉にならない感情を残した。 この楽曲は、ただの主題歌ではない。「忘れて...
ChromaticPicks あなたがいれば、それでいい──Alicia Keysが歌う、すべてを超える愛 2025年7月7日 2003年──世界が成功や名声を競い合うなか、Alicia Keysはピアノ一台でこう歌った。「Some people want it all, but I don't want nothing at all / If it ain't y...
ChromaticPicks 閉じ込められた世界で、君と──『Stuck with U』が描いたロックダウンの愛 2025年7月6日 恋がドラマチックである必要なんてない。ただ、どこにも行けない夜を、君と過ごせたこと──それだけで、十分だった。 2020年、世界が一斉に足を止めたロックダウン期間。Ariana GrandeとJustin Bieberが手を取り、静かにリリ...
ChromaticHallOfFame 「ポップの重力──Justin Bieberが描いた“成長”というリアル」 2025年7月3日 誰もが一度は耳にしたことのある「Baby」のフレーズ。そのキラキラとしたデビューは、Justin Bieberを一夜にして“時代の顔”にした。だが、その後の道のりは単なる成功物語ではない。“ポップスター”という重力に晒され続けた彼の表現は、...
ChromaticHallOfFame 空白と余韻のバランス──Bruno Mars『Talking to the Moon』が描いた、ポップの沈黙 2025年7月2日 Bruno Marsの『Talking to the Moon』は、2010年に発表されたバラードでありながら、十数年を経た現在、SNSを通じて再びリスナーの心をつかんでいる。感情を激しくぶつけることなく、静けさと余白で構成されたこの楽曲は...
ChromaticPicks 生きながら葬る感情──ちゃんみな『命日』が示した、自己解放としての死 2025年7月2日 ちゃんみなが新曲『命日』で投げかけたメッセージは、衝撃的なタイトルとは裏腹に、極めてポジティブで力強いものである。「命日」という表現に込められた意味は、単なる死ではなく、過去の自己を葬り去り、再生を迎えるための自己解放なのだ。 「命日」に込...